2008年8月14日木曜日

8/14 Today 「少年よ大志を抱け」のクラーク先生が教頭に(1876)

この日、札幌学校(札幌農学校・北大農学部の前身)が開校し、クラーク先生が教頭になった。ところで、掲題の名文句であるが、本当にそういったのか、どういう英語表現だったのか、いろいろ説がある。一応これが定説か:

ウィリアム・スミス・クラーク - Wikipedia: "札幌農学校創立15周年記念式典で行った講演内容を、安東幾三郎が記録。安東が当時札幌にいた他の1期生に確認の上、この英文をクラークの言葉として、1894年ごろに同窓会誌『恵林』13号に発表していたことが判明した。安東によれば、全文は'Boys, be ambitious like this old man'である。このまま訳すと、「この老人のように、あなたたち若い人も野心的であれ」というような意味になる。安東の発表の後、大島自身が内村鑑三編集の雑誌Japan Christian Intelligencer, Vol.1,No.2でのクラークについての記述で、全く同じ文章を使ったことも判明した。"

実際、クラーク先生は生涯「野心的」であり続けた。最後は鉱山会社を起業して破産してしまう。でも、人間これでよいのだ。

「俺みたいな年寄りでも大志を抱いているんだから若い人はなお一層……」とも読めるが、年寄りになると希望が小さくなると言うことはない。人間歳をとるにつれて、実現可能性が小さくなる分だけ、「夢」は大きくなるのである。

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